
この記事が対象としない人:数か月あるいは1年程度で利益を出したいと考えている人
この記事の対象者:ビットコインの長期的な発展に関心がある人

レン事務局
執筆者
レン(REN)は仮想通貨の一つでビットコインとイーサリアムをつなぐインターオペーラビリティのサービスを展開しています。いわゆるDefiに属するウェブサービスであり、分散的な運営体制を目指してサービス提供と開発を進めています。
まずは、ビットコインの仕組みや技術的な魅力について概説し、次に投資方法を検討するという順番で進めていきます。
全体システム:“分散型”という決定的な特徴
ビットコインは何千ものノードにグローバルに分散されており、単一障害点が存在しないため、だれにもシャットダウンすることができません。最も安価で小さなパソコンであるRaspberry Piでノードを動かすこともできます。
Peer-to-peer (ピアツーピア) であるため、 仲介者が利益を得ることはなく、信頼できる第三者機関も必要ありません。

①トラストレス:誰かが間違っても問題ない仕組み
ビザンチン将軍問題
故意や故障を原因として全体の合意形成に支障が生じる状態。
②検閲耐性:国や権力の支配を受けない経済活動
③透明性:あらゆる不正取引をだれもがチェックできる
公開された台帳は透明性が高く、すべての取引が誰でも見ることができます。これまでの記録はこちらで確認できます。
ただし・・・①
公開性がゆえに、個人が特定されるリストがないわけではありません。健全な運営の透明性の高い運営と個人のプライバシーは常にトレードオフの関係にあります。
ただし・・・②
ビットコインを使った不法取引や詐欺がないというわけではありません。麻薬取引やマネーロンダリングなどにビットコインが使われることは否定できません。
④安全性:ビットコインそのものの安全性はほぼ100%
ブロックやトランザクションは、ハッシュや署名を用いて暗号化されており、ハードウェアウォレットなどの適切な鍵管理を行えば、ブルートフォース(総当たり攻撃)や没収はできません。10年ほどの運用実績のなかでハッキングは一度も起きていません。ビットコインの安全性は実用のなかで実証され、逆にそのハッキングは実現困難なものになりました。
ただし・・・
現状ではビットコインを扱うさまざまなサービス・プロダクトがあるものの、その運用会社のミスや本人の手違いにより、ビットコインを紛失してしまう可能性があります。
⑤オープンソース:大手企業によるものではない
ビットコインのコードは完全に公開されていて、誰の所有物でもありません。あなた自身がソースコードを読み、貢献することができます。ソースコードはこちらで確認できます。
ただし・・・
ビットコインのソースコードはどの企業の知的財産でもありませんが、ビットコインを使った民間企業は数多くあります。代表的な民間企業は現在のところ取引所ということになります。またビットコインを財産として所有する企業もあり、そのビットコインはその会社のものです。

実際には50-100人ほどのコミッターたちによって開発が進められています。いつでもだれでも参加可能ですが、ある種超人的な人でないとできませんね。
⑥スケーラブル
トランザクションの容量を増やすためにプロトコルはまだ最適化されていませんが、ブロックチェーンはあまりスケールしないため、ほとんどのトランザクション量はビットコインの上に構築されたレイヤー2のネットワークで発生すると予想されます。
個人ユーザーにとってのメリット
全体のシステムの優れた点を分かりましたが、この優れた特徴は一般の我々ユーザーにとってどういったメリットがあるのでしょうか。今度はユーザーエクスペリエンスとしてのビットコインに迫っていきたいと思います。
①ほぼ即時の決済
ライトニングネットワーク上では数秒、オンチェーンでは確認の必要性に応じて数分程度。取引は、1回の確認で通常のユーザーは元に戻すことができず、6回の確認で誰でも(マイナーを含む)元に戻すことができます。国際送金に伴う煩雑な事務作業や時間は大幅に短縮されることになります。
②ボーダーレス:グローバルな経済活動が可能
③持ち運びが簡単
ビットコインはデジタルなので、現金や金よりも簡単に移動できます。シード(12~24語の文字列)をデバイスに入れて持ち歩いたり、ウォレットを復元するためにシードを記憶させたりするだけで移動できます(クールではありますが、シードを忘れてしまう可能性や、経験の浅いユーザーが安全でない鍵を生成してしまう可能性があるため、一般的には記憶することは推奨されません。ハードウェアウォレットは、その使いやすさとセキュリティの高さから、ほとんどのユーザーに好まれている方法です。)
④匿名性:個人情報を預ける先がありません
現金での購入や取引の際に個人情報を公開する必要がありません。
カード決済、銀行口座からの引き落としなどはカード会社や銀行に預けられた個人情報を紐づけられて、データセンターで管理され、ビッグデータとして解析されています。
社会論争や思想的背景としてのビットコイン
技術的な革新性や人々の経済生活に及ぼす影響がビットコイン革命の核心ではありますが、もう一つの核心ともいうべき論点に、その含意の大きさが挙げられます。ビットコイン支持者のある程度の割合の人たちは、技術や決済方法といった観点ではなく、マクロ経済運営上の困難を解決する手段としてビットコインに期待を寄せています。また別な人たちは自由な経済活動や個人の財産権、個人情報の保護といった観点で、つまる”人権”問題としてビットコインを論じています。
貨幣供給量拡大に伴うインフレ懸念

ビットコインを信奉する人の一部には、ビットコインの貨幣供給量が極めて抑制的なものであり、その貨幣供給量の増え方はプログラムされているため、非常に透明性がある点を強調します。これはつまり、逆にUSドルや日本円などは貨幣供給量が増大しがちでそれを人為的に決めているということに不信感を抱いているという背景があります。貨幣供給量の増大はいわゆるインフレであり、貯金していると買えるものがどんどん少なくなっていく経済をいいます。

実際、上の図のように20ドルで変えるものは100年間で激減しました。1ビットコインで変えるものはかなり誇張がありますが笑、増えていることは事実です。貨幣供給量がなかなか増えないことに加え、ビットコインを求めている人が増えているからです。ビットコインを求める人は今後も増えると予想され、一方で供給量がほとんど増えませんので、価値はUSドルに対して相対的に格段に上昇するという見込みが立つわけです。
少し話がそれてしまいましたが、ビットコイン推しの人の一部は、このビットコインの価値上昇というよりも、現在の各国政府のインフレ政策という欺瞞にいら立ちを感じて、その反動でビットコインの仕組みを強く支持するに至っているという点は重要です。ビットコインは経済システムや中央銀行そのもののあり方に迫る経済思想的含意があるということです。
人権活動家とビットコイン
ビットコインは上記のように個人の財産を守るという点において機能するわけですが、このことは個人の財産権という一つの人権問題として捉えた場合、さらに発展的な意味が生じます。政府はインフレ政策によって個人の財産を実質的に奪うというだけではなく、監視と権力によって銀行口座を凍結することもできます。香港や、ロジア、ベラルーシやナイジェリアなど国家の不正や汚職を追求する活動家たちは口座凍結から活動を締め付けられ、苦しい環境に追いやられたりします。

ビットコインのマイナス要素
ビットコインはつまり普通のお金と違うということになりますが、魅力的な特徴がある反面、課題や不便さも指摘されています。色々な指摘がありますが、ここでは3点ほど上げておきます。
ポイントは貯まりません↓
ビットコインを動かす権限は、ビットコインが存在するアドレスを所有する人だけにあるため、ビットコインにはチャージバックがありません。
運営にかなり電力を使う↓
マイニングに相当の電力を商品しているので、脱酸素の動きと逆行するという指摘です。これに対して、既存の金融制度の方が、トータルのCo2排出量は多いとの指摘もあり、論争が起きています。
ビットコインの投資方法を検討する
さて、ここからは本題と言いますか、ビットコインの投資方法、いかにビットコインと付き合うべきかについて検討していきます。
リスク管理:ビットコインの特性を把握し、備える!
ビットコインは大幅な価格上昇または下落のときにニュースになり、そういう時に人は興味を持つ傾向があります。特に価格上昇局面です。乱高下は激しく、短期の売買には決定的に向きません。実際の値動きのグラフをみながら、どうするべきか考えていきましょう。
①価格変動が激しすぎる!毎日チェックしなくていい少額投資がベター

②基本的に価格は下落する!90%減っても気にならない金額でどうぞ

③GAFAを上回る成長率を安定とみるか、価格の乱高下を不安定とみるか

④短期の乱高下に関わらず、長期的には高速成長しているという事実

⑤長期には確実に上昇傾向:3年に一度忘れかけた頃に価格をみるくらいの感覚で

⑥徐々に増える長期保持者(Hodlers)

ビットコイン投資における決定的な勘違い
勘違い① 投資はごく稀な人だけが勝てる=ごく稀な手法がある
世界のどこかに優れた必勝法があり、それによって投資は勝つことができると考える人がいます。実際にはほとんどの人がこの勘違いをします。ごく稀にこの勘違いを免れ、単純で平凡な手法によってごく稀な成功を収めるごく稀な人が現れます。幸せの青い鳥を探しに本を読んだり、情報を多く得たりと奔走しますが、真実は平凡で単純なものだったりするわけです。
勘違い② 価格が高いと喜び、安いと悲しくなるという勘違い
みんな大好きな安売り、値引き、クーポン・ポイントといったお得感。実際ビットコインも平均すると最高値の48%オフで安売りしています。値上げ(最高値更新)は平均して約1年(347日)に一度、値上げが見送られた最長期間は1177日です。最小でも233日間は値上げをしていません。人気商品ですが、安心してお買い求めいただけます。
それにも関わらず、値上げ時にはお客さんが殺到するのがビットコイン。売りに並ぶ行列ではなく、買いが殺到するというのですから、大変な倒錯です。

人の動きに釣られてしまうと損をしてしまうかもしれません。ただ、本当のことをしっかりと見据えればよいのです。自分で真実を見出して、自分を信じる。それは人とは違う行動になることでしょう。自己修練です。
勘違い③ 努力によって投資成果は上がる
努力によって成果が上がるとは限らないという現実を直視できない人が多くいます。労働するのであれば、そのような努力も重要でしょう。しかし、投資は労働ではありません。自分の長時間労働がいかに取るに足らないもので、人並みであるかをまず直視する必要があります。長時間の勤勉と、投資結果はまったく関係がありません。あなたの考えている努力はほかの人も考えつくし、すでに実践されているでしょう。
もし人が一日8時間働き、あなたは一日10時間働くとすると、あなたは確かに人より努力している。しかし現実的に考えると、あなたは人よりたった2時間だけ多く努力したに過ぎない――つまり、その2時間は確かに他の人よりも努力したといえるが、他の8時間は他の人と同等に努力したに過ぎないのだ……
自分の努力で大きな成果が得られるなんて勘違い!世界や市場、歴史の大きな営みに対して傲慢すぎる態度ですから、謙虚になって改めましょう。
勘違い④ 一生懸命頑張らないと稼げないという勘違い
投資の本質、それはあなたのお金がお金を稼ぐという事だ。お金というのは人間のように休まない。1日24時間・365日、**あなたの為に休みなく働き続ける有能なパートナーのようなものだ。
上記の誤りに通じますが、自分が努力したとしても客観的にみればたかが知れています。努力を否定するわけではありませんが、自傷的な努力と増長した自己努力過大視は、あなたの身体的・精神的・経済的健康に対してよくない結果をもたらします。健全な努力と健全な自己客観視のバランスが重要です。
勘違い⑤ 優れた分析が必要という勘違い
市場で一番人気の株をそのまま選ぶ。取引市場で人の知恵を活用できるのだ。これら全ては市場で最も「賢い」人たちがあなたに選んでおいた銘柄だ。世界で最も優秀な企業の優秀な人材に稼いでもらえるのだ!
あなたが株の事を分からなくても、選べなくても、無知だったとしても、分かるまでの時間をかけて学ばなければならないと思ったとしても、実は、そんな事は考えすぎに過ぎない。これら全ては重要ではない。
自分の分析力は、常に過大評価されがちです。自分だけが正しい判断ができる⇒自分だけが勝てるという慢心を治めて、現実に目の前に広がる人類の英知を尊重してください。
勘違い⑥ 自分だけが勝利するという自分勝手
自分だけが勝った世界は素晴らしいでしょうか。世界のみんなで勝利した方がもっと素晴らしいのではないでしょうか。このみんなで勝利するという世界観を描く人は実際には少数派です。多くの人がマイナーな銘柄で短期に利益を得ようとします。
ここである事に気づく。それは、この最も簡単で直接的で有効な方法は、99%の人には使われないという事だ!ある統計によると、優良企業の株主総数は80,594アカウント――同時期の市場のアカウント総数が1.5億である……これはつまり、約0.053%しかいないということだ。さらに中には大量の機構投資家も入っているとすれば、もしかすると個人投資家のうち、約0.01%の人しかこの簡単・直接で極めて効果的な方法を使っていないということになる。
残虐な結果ともいえますが、実際には最も簡単な方法で最も利益を得る人はごく少数派であるということです。平凡な事実を受け入れ勇気、それを信じて実践する胆力は自己修練そのものです。
長期保有の心構え:投資は自己修練である
ビットコインは必ず上がったり、下がったりします。大きな下落というのが日常茶飯事でこれを免れることはできません。積立投資の人はこの下落幅を安売りでラッキーと捉えます。一括投資している人は苦痛の谷でしかありません。ここの多くの場合、売ってしまいます。
当初の購入後の値下がりは、毎回の平均購入価格が下がる、あなたにとってのチャンスである。一括投資の人が厳しい冬を過ごし寒さに震えていた頃、あなたは真逆で、安い価格で購入しお金が増えていく幸せを感じていることだろう
一括投資の人は長い苦痛には耐えられない。どんな人でも、長期間の苦痛には耐えられないのだ。これは「強い・弱い」とは関係ない。1ヶ月の苦痛の後、2ヶ月、または3ヶ月、さらに後から見るともうすぐターニングポイントに差し掛かる時、つまり6ヶ月目に(またはもう少し前に)、多くの人は様々な原因で退場する
積立投資をしているあなたはどうなるか?値下がりし続けても手放さないというのは、無理して手放さないだけなのか?いや、そうではない。手放すどころか、安くなり続ける価格で購入できて嬉しくなる一方だ。あなたは厳しい冬を過ごすかのように寒さを感じることもなく、毎月の積立投資を通じて、気分は上々であろう。なぜなら、毎回の購入価格が安いからだ。
同じ下落でも心理状態が違う


どうせなら安定的な心理状態で過ごしたいものです。一括投資は一発勝負のギャンブル。ギャンブルは投資ではありません。
ハッピーな自己修練① 短期の努力と短期の苦痛を倒錯しない
みんなで勝利することを信じ、世界の英知を信じ、長期にその信頼を継続するという精神労働は軽視されがちです。テクニカルな分析、ファンダメンタルな分析はそれらしく聞こえますし、憧れます。しかし、それはある種の幻想であり、本当の勝者は平凡そのものだったりします。
あなたは市場で最も人気があるターゲットを選んだら、研究しなくていい、分析もしなくていい、自分ひとりでチャートを見張っていなくていい、さらには人と討論しなくてもいい。あなたは何もしなくていいのだ。何故か?これらすべてのアクションを、市場で最も「賢い」人たちがあなたの為に行っているからだ。しかも無料だ。これは現代取引市場の投資家の最高のレベルである。投資家の生活とは、読書・エクササイズ・旅行・家族団らんを楽しんでさえいればいいというものである。
ハッピーな自己修練② 世界の発展に目を向け、自分の蓄財に集中しない
優良企業の事業が、右肩上がりであり続けることは非常に難しい。どんなに優秀な企業でも衰退はありうる。あなたが耳にしたことがあるコダック・ノキアなど、多くの企業がそうだ。ここで見方を変えてみよう。この世に、長期的に見て値上がりしかしないターゲットはあるのか?実は存在するのだ!それは、人類の経済発展だ。
あなたが複数の優秀なターゲットに投資する時、あなたが「賭け」ているのは一つの企業ではなく、あなたが「賭け」ているターゲットの先、ターゲット全体の経済発展だ……あなたがアメリカの株市場における複数の優秀なターゲットを購入したら、あなたは実は世界全体の経済発展に賭けた、ということになるのだ!
ハッピーな自己修練③ 毎日チャートを見ずに、対局を観る
- 1年間で232%のリターン
- 3年間で562%のリターン
- 5年間で1,958%のリターン
やはり病気なのだ。長期収益に恨みでもあるかのような病気なのだ。
私は常に信じている。この世に存在する多くのシンプルな手段によって、全ての人をあらゆる落とし穴から回避させられる、ということを。
ハッピーな自己修練④ 焦る必要はないし、遅すぎることはない
積立の投資家の唯一の判断基準は、「そのターゲットが長期間持つに値するか」だけだからだ。この基準が至って簡単だから、間違えようとも間違えにくい。積立の投資家は、投資ターゲットの価格の絶対値が高すぎる様に見えてもやめようとはしない。そのそれは考慮すべき核心ではないからだ
長期の成長を見込んでいるからこそ、自分の将来を賭けているのだ。そのため、積立の投資家が頼りにするのは、市場で最も「賢い」人たちが選んだ複数のターゲットのみだ。
全ての良質なターゲットには、ある同じ特徴が自然に出てくる。それは、時価総額が非常に高く、流動性も非常に高く、資金が比較的非常に分散しているという特徴だ。

ハッピーな自己修練⑤ 投資は取りあいでなく、社交の場と捉える
短期の取引市場はゼロサムゲーム(ぶんどり合い)、誰かの損が誰かの得につながりますが、長期の市場全体の成長に賭ける投資家は、目の前の小競り合いに目をくれません。小競り合いが積み重なった末の大きなパイの成長、社会の発展を真に願います。
長期投資家にとっての利益は、主に経済の成長によるものになるので、周囲の人の短期的な損から来るものではない。
積立投資とは、実は一つの社会的な行動及び社交的な行動である。
ハッピーな自己修練⑥ 高度な知識は不要である
高度な知識や技法が大きな成果を生むという勘違いは起きがちです。取引市場ほどフェアなアクセスが可能な場所はそうありません。環境の影響が成功と密接に関係す分野は多く、ほとんどといっていいかもしれません。育ち、学歴も職歴によって機会が与えられない不公平な分野は残念ながらたくさんあり、そこで勝負を挑むのは不幸にしかつながりません。
人々は階級の固定化を超えて、そして国・地域・民族・性別・年齢・容姿・性的指向を問わずに機会がある
投資分野ほど、心の修練がすべてに影響を及ぼす分野を見たことがない。
長期積立投資を実践する
長期積立投資を実践する
最も賢い人になり、最も富を得て、また最も自由な時間を享受できるように、最も困難にして最も単純な長期積立投資の実践を、今度は考えるのではなく実行に移していきたいと思います。